こたろぐ

石橋鼓太郎のブログです。アートマネジメント/音楽研究(見習い)。

研究における孤独と共在

きょうはこちらの研究会に向けた検討会だった。

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共同研究的なものに参加するのはおそらく初めてなのだが、たいへん勉強になる。手持ちの素材に限りがある中で、共通のテーマをいかにつくりあげ、それにどう研究の内容を寄せていくか。これがなかなかしんどい作業であると同時に、それによって自分の研究そのものが深まっている感覚もある。これこそが共同研究の醍醐味なのだろう。

しかし、自分の研究にいろんな人が時間をとってコメントしてくれるのは、本当にありがたいことだ。今日もかなり白熱した議論になった。それぞれに共通する意見もあれば、違う意見もある。それらを引き受けて、最終的には自分が判断をして研究を組み立てていく必要がある。研究とは最終的には孤独な営みだと思っているけど、いろんな人からの声がそこに混ざっていればいるほど、その内容が豊かになることも事実だ。

今回の研究会は「孤独と共在——音楽の『つながり』を再考する」というテーマなのだが、研究という営み自体もまた、「孤独と共在」によって成り立っているのである。