こたろぐ

石橋鼓太郎のブログです。アートマネジメント/音楽研究(見習い)。

意識しないことを意識すること

今日は割と集中していろいろ作業ができた。ここ数日、全ての行動を記録する生活を再びはじめてみているが、やはりかなり良い。予定を厳密に立ててそれを守るのではなくて、やりたくなったことはいつでもやっていい、というルールで運用するのがポイント。つまり、論文を書いている最中に動画を見たくなったら、論文の記録を中断して動画の記録に切り替えればいいのだ。行動が切り替わる時の心の動きや癖に対して意識的になれるし、かえって今本当にやりたいことに集中して取り組めている充実感がある。

それで気づいたことなのだが、何らかの制約があって仕方なくはじめた作業や、ちょっとやっとくか、くらいの気分でなんとなくはじめた作業のほうが、かえって集中できる傾向にある。今日でいうと、出かける前に携帯の充電が少ないことに気がつき、ある程度充電できるまでの時間つぶしとして資料を作っていた時が一番集中できたし、寝る前にちょっとだけ手を付けておくか、と論文を書き始めた時がその次に集中できた。逆に、しっかりと時間をとって、よしやったるで~と意気込んで始めた作業などは、からっきしダメである。どんだけ天の邪鬼なんだ。こういうのは意識的にコントロールすればするほどダメになる傾向にあるので、なかなかままならない。

あと今日は、別に個人的には大した迷惑じゃないんだけど、これ組織的にはけっこうヤバめな事故なのでは…という間違いメールが届いたりもした。こういう時は先方に必要以上に謝られることになるのだが、事故そのものよりも、気を遣わせてしまっていることの方に気を遣ってしまう。あまり怒ってるようには見られたくないし、でも結構ヤバい事故ではあるので、お気になさらず、というのも変だ。結局、全然気にしてなさそうなことを文面から感じ取ってもらおうと、とても簡素な返事にしたのだが、かえって怒ってる風に見られてしまったかもしれない。

両方とも、意識しないことを意識することの難しさ、みたいな話だな。こんなことばかり考えて生きている。